積みブロック割付図の作成
割付図の作成が可能なブラウザをお使いの場合は、ここに入力画面に移るためのボタンが表示されます
動作確認環境:
Windows版 Mozilla Firefox 115(64ビット)
Windows版 Microsoft Edge 116(64ビット)
割付図を作成するには、JavaScriptとcanvas機能が必要です。
HTML5に対応したブラウザであれば、作図可能です。
作成できる割付図の例
延長(L=3.1m)と法長(左側のみH=2.0m)を指定
延長(L=3.1)と左側(H=2.0)、右側(H=1.4)を指定
展開図の頂点位置情報に
1点目 L(左より)=0 H(高さ)=1.1
2点目 L=3.1 H=2.0
3点目 L=5.1 H=2.0
4点目 L=5.1 H=0
を入力して作成
赤い線が、入力した法面展開図の区画線となります。
区画線とブロックの間には隙間が発生しますので、注意してください。
可能であれば0.1-0.2m程度、施工延長を伸び縮みさせる方がきれいにレイアウトできることもあります。
頂点は20点まで入力できます。
水抜きの個数を計算するため、法面積を計算する必要があります。
例の4点目のようにH=0の終点まで、入力してください。
頂点の3点だけだと、作図はできますが、面積が計算できません。
基礎部分が階段状になっている場合は、対応できません。
構造物を避けるための、中抜き、にも対応していません。
高さの入力について
1:0.3、1:0.4、1:0.5の各勾配、及び法長(SL)に対応しています。
天端コンクリートについては考慮していません。実際にブロックを積む高さで入力してください。
計算・作図できるブロックのサイズ (単位:mm)
タイプ番号 |
a(幅) |
b(高さ) |
1 |
360 |
300 |
2 |
400 |
250 |
3 |
400 |
300 |
4 |
420 |
280 |
5 |
424 |
283 |
6 |
450 |
300 |
7 |
500 |
250 |
8 |
300 |
300 |
9 |
330 |
330 |
10 |
350 |
350 |
メニューボタンの設定から、変更可能です。
規格外のサイズについても計算・作図は可能ですが、a≧bになるように設定してください。
根石は大小2種類、側石は1種類のみとなります。
隅石は大小2種類のみです。補助用の台ブロックを使用して根石大に対応させます。
隅石の左右については、両側・片側の登録は可能ですが、用意されていない部分については、作図時に空白となります。
根石の腰高、側石の袖幅は、ミリ単位で指定できます。
根石の幅、側石の高さは、基本サイズから計算しますので、指定できません。
現場において使用されるものと、寸法が1~2mm異なる可能性があります。
初期値はタイプ4となっています。
六角形タイプには、対応していません。
作図の向き
左側を積み始め(隅石大)として、左側から作図を行います。
隅石小からの作図も可能ですが、終点で隅石大を利用しないことがあります。
右側から作図を行わせたい場合は、作図向きを『反転』にしてください。
この場合は、入力する頂点位置も、右からの距離で計算されます。
隅石大の左側なしの場合は、隅石大以外のものから自動作図しますが、
上手にレイアウトできない場合が多いので、積み始め石をいろいろと変えてみてください。
スマートフォンでの利用
スマートフォンでも計算・作図できますが、
割付図の表示にある程度の画面サイズが必要だと思われるので、スマートフォン用の画面構成は用意していません。
数値入力時に電話タイプのテンキー表示となった場合、小数点を*で代用できる場合があります。
利用可能なブラウザ
各ブロックの位置の計算はJavaScriptで行っています。
ブラウザのJavaScriptは有効にしておいてください。
作図にはcanvasを利用しています。
canvasはHTML5の機能です。
スマートフォンなどもHTML5に対応していますので、利用可能です。
JavaScript、canvas共に利用可能なブラウザであれば、入力画面に移るためのボタンが自動的に表示されます。
割付図の作成は全てブラウザ内で行っています。サーバーは利用していません。
ブラウザがセキュリティ上のメッセージを表示する場合があります。
JavaScriptの送信元としてサーバーの名称が表示されますが、
実際にサーバーとの間でデータの送受信をすることはありません。
いったん作図画面が表示されたあとは、スマートフォンが圏外に移動しても、計算・作図できます。
データの保存について
ストレージとエクスポートの2種類の方法があります。
ストレージはHTML5のlocalStorageを利用しています。対応できるブラウザであれば、ボタンが有効になります。
実際の保存場所はブラウザによります。サーバーには保存されません。
また、同じパソコンであってもブラウザが異なれば、呼び出すことはできません。
保存されたデータは、ブラウザの機能により消去できます。一般的にはcookieに連動して消去されます。
つまり、cookieの保存を無効に設定したブラウザでは、ボタンは有効でも保存できない場合があります。
エクスポートはテキスト形式・JPEG形式・PNG形式でファイルとして保管されます。
作成されたファイルは、メール等で送ることにより、別のパソコンでインポートできます。
HTML5であっても、セキュリティ上の理由により、JavaScriptからのファイル作成には制限があります。
dataURIの機能を利用して、ファイル保存できるようにしてあります。
エクスポートにはDXFファイルの作成機能もありますが、インポートには対応していません。
エクスポートしたファイルは、インポートから読み込みできます。
HTML5のFileAPIの機能を利用しています。
FileAPIが利用できるブラウザであれば、インポートボタンが有効になります。